英語のスピーキング力を鍛える無料アプリ3選【小中学生向き】

スマホとイヤホンの横にコップが置かれている写真

2020年度から小学校で必須となった英語教育。

子供には、「読む」「書く」「聞く」「話す」の〝英語4技能〟を、効率良く身に付けてもらいたいですよね。

この記事では、英語4技能のうちの一つ、「話す」能力を自分で鍛えられるアプリを、三つご紹介いたします。

どれも、AI技術を用いた最先端のアプリです。

しかも、無料!

英語を話すと、瞬時に発音やアクセントの正確さなどを判定してくれます。

そればかりか、直すべき〝チェックポイント〟を挙げて、自分で間違いを修正できるようアドバイスまでしてくれるのです。

そこまでしてくれて無料なのですから、小・中学生は、ぜひスマホに入れておきたいもの。

それでは、早速紹介していきたいと思います。

英語発音トレーニング

「英語発音」アプリの画像

このアプリのすごいところは、「母音」「子音」の一つひとつの〝正確な発音〟を、しっかり身に付けられる点にあります。

母音のレッスンは17、子音のレッスンは18あり、それぞれに発音の仕方を、アプリが詳しく解説してくれるのです。

たとえば、「母音A(æ)」のレッスンであれば、「このa(ア)は、「エ」の口をして「ア」と読みます」というように、まず発音のポイントを示してくれます。

そして、実際にお手本の発音(「cat」「apple」「happy」)を聞かせてくれるのです。

その基本をマスターしたら、いよいよ、自分で例文を読み上げるのに挑戦!

例文は5問。初級、上級コースがありますので、まずは初級コースからチャレンジしてみましょう。

初級であれば、「I'm back.」「I like jackets.」など、「æ」の発音の入った簡単な例文が読み上げられます。

そのネイティブ発音に続いて発声してみてください。

あなたの発音が「Excellnt!」「Good!」「Nice Try!」の3段階で評価されます。

「Excellent!」を目指して何度も発声し、スピーキング力を高めていきましょう。

「母音」「子音」のほかにも、アクセントやリエゾン(発音の変化)などが学べます。

発音の基礎を学ぶには、打ってつけのアプリです。

レッスンは56まであります。

それらがすべて無料で学べるというのは、うれしいですね。

このアプリをスマホに入れて、ちょっとした空き時間にトレーニングを重ねていきましょう。

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英語発音ドリル A to Z

「発音A to Z」アプリの画像

このアプリのすごいところは、さまざまな日常英会話を学べるだけでなく、それらのフレーズの発音を100点満点で採点してくれる点にあります。

無料とは思えないくらい、たくさんのフレーズがカテゴリー別に収載されています。

しかも、レベルが1~5まであり、習熟度に応じて学べるよう工夫されているのも、ありがたいポイントです。

たとえば、「お礼」のカテゴリーでは、レベル1の「Thank you.」「How are you?」などの〝基礎表現〟から徐々に進んで、レベル5の「It's kind of you to support me.」(支えてくれて、とても親切ですね)といった〝高校入試レベルの表現〟まで学べるようになっています。

まず始めに、お手本の発音が流れますので、それを真似てスピーキングしてみましょう。

カテゴリーは、「あいさつ・気分」「おねがいしてみよう」「聞いてみよう」「ことわる・はげます」など、24あります。

毎日繰り返しトレーニングを重ねることで、着実に力が付いてくることでしょう。

目標を立てて、すべてのフレーズで100点満点を出せるよう、トライしてみてください。

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発音博士

「発音博士」アプリの画像

このアプリのすごいところは、発音の細部まで、AIがこまかくチェックしてくれる点にあります。

簡単に言うと、かなり厳しい指導をしてくれるということです。

少しでもネイティブと違う発音をすると、減点!

上記の二つのアプリと比べると、その厳しさを感じられると思います。

初心者の方は、なかなか100点満点が取れないかもしれません。

でも、それだけに、やる気をかき立てられると思いますよ~。

100点を取りたいがために、何度も発音練習をしてしまうことでしょう(笑)

うれしいのは、お手本の発音を聞けるばかりでなく、自分自身の発音も聞き直せるというところです。

お手本の発音と自分の発音が、どう違うのかチェックできるということです。

無料でAI指導を受けられるのは、「基本100英単語」「月・曜日・数の英単語」「惑星・衛星セット」の計162単語となっています。

「中1~中3英単語」「高1~高3英単語」というカテゴリーもあるのですが、これらについては無料の範囲外です。

まずは無料で試してみて、自分の学習スタイルに合っていれば、購入を検討してみるのもいいでしょう。

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近い将来、「話す力」が入試で問われる?

東京都では2022年11月、高校入試の評価資料となる「スピーキングテスト」を初めて実施し、大きな話題となりました。

こうした流れが全国に及んでいけば、英語入試もあり方も見直されていくことでしょう。

「話す」(スピーキング)力が入試で本格的に問われる日も、そう遠くないかもしれません。

そうなってもいいように、受験生はいつでも準備オッケーの状態を整えておきたいもの。

今回は、英語のスピーキング力を自分で鍛えられる無料のアプリを紹介いたしました。

少しでも英語学習のうえに役立てていただければ幸いです。