複数形〈s,esの付け方〉7つのルール【ぞうさんの替え歌も】

複数形 7つのルールと書かれた黒板を説明する教師のイラスト

名詞の複数形は、中学1年生の夏ごろに習う単元です。

授業では、2つ(2人)以上の物(人)を表す場合、その名詞の後ろに「s」または「es」をつけましょう、といったふうに教わると思います。

この名詞の複数形ですが、結構覚えることがあるのに、教科書ではサラッと説明しているだけ(泣)

そこで今回は、名詞の複数形をマスターすべく、覚えておきたい7つのルールを丁寧にレクチャーしていきます。

これを覚えておくと、複数形のs,esの付け方で困ることはありません!

基本ルールを覚えよう

1.原則、sを足すを覚えておく

名詞を複数形にしたい場合、ほとんどのケースにおいて、名詞の最後にsを足すだけでオッケーです。

代表的な例がこちらです。

例)apple → apples
  dog → dogs
  brother → brothers


このルールだけだったら、簡単でいいのですが…(泣)

このほか、例外として覚えておきたいルールがあります。

さあ、ここから頑張って覚えていきましょう!

2.名詞がs,o,x,ch,shで終わるときはes

s,o,x,ch,shで終わる名詞のときは、名詞の最後にesを付けます。

s,o,x,ch,shを一つひとつ覚えられないいう人は、それぞれの文字を取って「ソックス・チッシュ」と暗記してしまいましょう。

例)bus → buses
  potato → potatoes
  box → boxes
  watch → watches
  wish → wishes


ただし、pianopianosというように例外もありますが、中学英語では、そこまで例外をたくさん覚える必要はありません。

3.名詞が子音字+oで終わるときはes

子音字とは、母音時(a,i,u,e,o)以外の文字のことです。この子音字+oで終わる名詞のときは、名詞の最後にesを付けます。

例)tomato → tomatoes

4.名詞が子音字+yで終わるときは、yをiに変えてesを付ける

ここから少々ややこしくなります。

子音字+yで終わる名詞のときは、まずyi変化します。そしてさらに、それにesを付けます。

例)study → studies
  day → days


dayの場合は、yの前がa(母音字)ですので、sを付けなければならないということです。

5.名詞がfまたはfeで終わるときは、f,feをvに変えてesを付ける

これもまた、ややこしいですね。

fまたはfeで終わる名詞のときは、まずfまたはfeがvに変化します。そしてさらに、それにesを付けます。

例)leaf → leaves
  knife → knives

6.形が変わる名詞がある

5までは、基本的にsもしくはesを付けるという概念で説明できるのですが、複数形になると形そのものが変化してしまう名詞もあります。

代表的な例がこちらです。

例)man → men
  tooth → teeth
  mouse → mice

7.形が変わらない名詞もある

一方で、形が変わらない名詞もあります。

例)money → money
  milk → milk
  money → money


これらを不可算名詞といい、数として数えられないものなどは、形が変わらないというルールがあります。

以上、これまでに見てきたように、名詞の複数形には7つのルールがあります。

基礎英語として、とりあえず、このくらいを覚えておくといいでしょう。

まとめと〝おすすめ替え歌〟

名詞の複数形のルールをシンプルにまとめると、次のようになります。

複数形のルール

1. 原則sが付く

2. esが付く名詞もある

3. 形の変わる名詞もある

4 .形の変わらない名詞もある

s,esが付くケースを規則名詞、形の変わらないケースを不規則名詞といいます。

中学生以上は、そうした用語も覚えておくとよいでしょう。

さて、名詞の複数形〈s,esの付け方〉について説明してきましたが、歌とかで簡単に覚えられたらいいのにな…という人のために、ぞうさんの歌の替え歌を作ってみました(笑)

良かったら、ぞうさんの替え歌で覚えてみてください!

ぞうさん
(2個以上)
ぞうさん
(sを足す)
おはながながいのね
(ソックス・チッシュとoyは)
そうよ
(es)
かあさんも
(f feは)
ながいのよ
(ves)

※ソックス・チッシュとは、2で解説した「s,o,x,ch,sh(ソックス・チッシュ)のことです。

それでは、See you!