小学生の算数先取り術|コスパ最強のやり方&教材・問題集紹介

数式に用いられる記号などがノートの上に浮かんでいるイメージ画像

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学年が上がるごとに難しくなる算数。

子供が授業でつまずかないように、先取り学習をさせておきたいと思うのは常の親心です。

でも、どのように勉強させればいいのか分からない!

もしくは、塾や家庭教師は費用が高くつくし、何かいい方法はないかしら……と足踏みをしている方々のために、お金をかけず、自宅で効率良く算数の先取りができる、とっておきの方法をお伝えいたします。

結論から言います。

学校の予習レベルなら、YouTubeの無料映像授業と、市販のワーク・問題集の組み合わせだけで十分です。

それが、最もコスパの良い最強の方法になります。


具体的には、

の合わせて、たったの1学年2651円の費用をかけるだけ。

中学数学まで先取りしていきたいのであれば、小学算数を早めに終わらせて、同じく市販のワーク・問題集の

に取り組んでいけばオッケー!

こちらも、費用は1学年2530円と超コスパ最強!

算数があまり得意でない子も、これらに継続して取り組むだけで、しっかりと基礎が身に付き、教科書レベル以上の問題に対応できるようになるでしょう。

それでいて、親が付きっきりで教える必要もありません。

「この順番で勉強するんだよ」と、子供に学習ルートを提示してあげるだけでオッケーです。

このルートの作り方については、後ほど詳しくお伝えします。

さて、以上の組み合わせで、小学1年生から中学3年生まで先取りすることができるのですが、学校の授業のペースに合わせて予習するだけでいいという子や、算数が得意で中学数学まで先取りをしたいという子、中学受験を考えていたりする子など、さまざまだと思います。

そうした多様なニーズに応えるべく、目的別の先取り方法をできる限り詳しくお伝えしていきますね。

また、プラスαの実力が身に付くハイレベルな教材や、おすすめの通信教育なども紹介!

今回は、一人ひとりの学習目的に合った「算数・数学の先取り方法」から、先取りのメリット・デメリット、継続・習慣化のコツに至るまで、総合的な視点からお話ししていけたらと思っています。

先取り学習のメリット・デメリット

ところで、先取り学習をすると、どんなメリットがあるのでしょうか。

一つは、学習習慣が身に付くことにあります。

たとえば、1日10分の先取り学習を続けると、1年で約60時間、スマホやゲームなどの誘惑に打ち克ち、勉強を頑張ったことになります。

それが本人の自信となり、さらに質の高い学習習慣を生み出すことにつながっていきます。

勉強は「努力」より「習慣」が大事といわれますからね!

あとは、授業でつまずくことが、かなり少なくなるということです。

自分で一度、勉強して覚えた内容ですから、おのずと授業は復習の時間となります。

また、先取りの段階で分からないところがあったとしたら、授業で理解し直せばいいのです。

そうして心にゆとりをもって授業に臨むことで、理解度も増し、宿題も難なくこなせるようになっていきます。

予習→授業(復習)→宿題

この学習サイクルが定着すると、おのずと勉強の質も良くなり、成績アップが期待されるところです。

一方、デメリットは……

いまと逆のことを言うようですが、子供によっては、あまり授業を聞かなくなる可能性が出てきます。

というのも、その内容をすでに勉強して知っているからです。

ここは一つ、親の出番です。

授業は、自分がきちんと理解できているかを確認する場であるとして、しっかり先生の話に集中するように伝えましょう。

先取り学習をする子にとって、授業は〝復習〟の場であり、分からない部分を「ゼロ」にする場なのですから。

あとは、先取りをしていることで自信過剰になったり、予習した内容を友達に自慢して煙たがられたりしないよう、そのあたりのバランス感覚には気をつけたいものですね。

先取りする目的、計画を立てよう

さて、ひと口に「先取り」と言ってもさまざまです。

数学を学び始める小学1年生も、翌週の授業内容を予習する小学5年生も、先取りをしているという点では同じです。

皆さんは、お子さまにどの程度の先取りをさせたいとお考えですか?

まずは、先取りをする目的を明確にし、「いつまでに、どのくらいの内容を学び終える」といった学習計画を、あらかじめ相談して立てておくということが肝心になります。

その計画パターンは、目的別に大きく3通りに分かれると思います。

①授業予習型
②中学数学先取り型
③私立中学受験型


一つひとつ見ていきましょう。

①授業予習型
・先取りの目的
 学校の授業で高得点を取る
・学習計画
 授業の前日までに予習を終える
・学習範囲
 小学の全範囲まで

このタイプは、学校の授業の進度に合わせて、無理なく予習を進めたいという子向けです。

個人差はありますが、最低週15分の予習時間を確保できればオッケーでしょう。

②中学数学先取り型
・先取りの目的
 中学入学後の学習を優位に進めるべく、早くから数学の素地を固めておく
・学習計画
 算数を学び終えた段階で、数学の基本を学び始めていく
・学習範囲
 中学の全範囲と高校数学1Aまで

このタイプは、中学受験はしないけれど、公立中学入学後の定期テスト対策などを見据え、学年に関係なくどんどん単元を前へ進め、早いうちから数学に親しみ、その素地を固めておきたいという子向けです。

小学生が数学を理解できるのか、という心配もあるかもしれませんが、基礎を身に付けるだけであれば、中学受験の難しい算数の問題を解くよりも、はるかに簡単です!

学力が平均以上で学習意欲も高い子なら、ある程度の学年・学期の内容までは食らいついていけると思います。

③私立中学受験型
・先取りの目的
 中学受験に備え、早い段階から算数の基礎、演習の解き方を習得しておく
・学習計画
 小学4年生の終わりまでに、6年生までの単元を演習レベルまで仕上げておくことが望ましい(志望校によって、目標とする演習レベルは異なります)
・学習範囲
 小学の全範囲まで

このタイプは、中学受験にチャレンジする子向けです。

中学受験の算数は、教科書レベルを超えた難問ぞろいです。

単に先取りするだけでは、合格を引き寄せられません。

先取りをし、かつ奥深く学べるような教材問題集で、思考力やひらめきの力を育んでいくことが求められます。

以上、このように、一人ひとりの目的に合った学習計画を立て、それに基づいたルートを導き出してあげる必要があるのです。

なんか大変そう、私にできるかしら?

と思ったあなた!

大丈夫です、安心してください。

これから、目的別の学習ルートと、その作り方をお伝えいたします。

授業予習型なら費用は1学年2651円

まず授業予習型、つまり、学校の授業の進度に合わせて、無理なく予習を進めたいという子のための学習ルートを紹介します。

「とある男が授業をしてみた」

学校の予習をするなら、メーンのアイテムとしては、以下のYouTube動画「とある男が授業をしてみた」のチャンネルが一番おすすめです。


東京学芸大学で教育免許を取得し、教育系ユーチューバーとして活躍する葉一さんが、小学3年生から高校生向けに、2000本以上の授業動画を無料でアップしています。

とにかく、授業が分かりやすい!

無料とは思えないクオリティです。

私も教員免許を持っていますが、葉一さんの教え方は「神」レベルです。

しかも、内容が学習指導要綱に基づいていて、教科書に対応!

1授業10分前後でまとめられていて、動画を見るだけで、各単元の基礎が身に付いちゃいます。

図形や文章題も十分にフォロー!

授業で使用するプリントも簡単に印刷、もしくはPDFにダウンロードできます。

YouTubeチャンネル「とある男が授業してみた」で使用されるプリントの一例
授業で使用するプリント

ありがたいのは、各学年の授業一覧のページ(https://19ch.tv/index.html)があることです。

たとえば、小学3年生の授業一覧がこちら

YouTubeチャンネル「とある男が授業してみた」の小学3年算数の授業一覧
授業一覧のページ

授業が小単元ごとに、きちんと整理されていますね~

これが、こまかな学習ルートを作るうえで重宝するのです。

というのも、教科書によって進み方が若干違いますよね。

だから、わが子の教科書の流れと照らし合わせて、視聴する順番を決めていくのです。

このひと手間が大事です!

『教科書ぴったりトレーニング』

その順番の作り方ですが、二つ目のアイテムを活用して超簡単に作れます。

そのアイテムとは…

『教科書ぴったりトレーニング』(新興出版社)です。

『教科書ぴったりトレーニング』


教科書ぴったりトレーニング
(新興出版社)

教科書に完全対応の書き込み式ワークブック

価格:1496円(税込)


※同じ名前の教材でも、教科書別に内容が違います。お子さまが使っている教科書の出版社名(東京書籍、啓林館など)を確認してから、ご購入ください。

このワークは、その名の通り、教科書の流れにぴったり作られた学習トレーニング教材です。

目次を見れば、内容が教科書の順番に完全に沿っていることが分かります。

『教科書ぴったりトレーニング』の小学3年算数のもくじ
目次

この目次と、先ほどの授業動画の一覧を見ながら、どの授業がどこの単元に当たるのかを書き込んでいけばいいのです。

10分もあればできます!

ちなみに、すべての授業動画を見なくても、要は理解が進めばいいわけですので、動画の題名を見たりして「これとこれと見よう」というようにすればいいと思います。

さて、このワークのおすすめポイントは、単元ごとに

準備→練習→たしかめのテスト

の3ステップ方式で学んでいけることにあるのですが、各単元に取り組む前に授業動画を見るようにしてください。

『教科書ぴったりトレーニング』の問題の一例

授業動画を見るのと見ないのとでは、ワークを解くスピードと知識の定着率が全然違いますから!

授業動画の後にワークをすると、スラスラ解けるから楽しいのでしょう。

つまずいて嫌々ながらするといった悲しい光景とも、今日でオサラバです。

あくまで予習ですので、この授業動画とワークだけでもよいのですが、やはり算数は演習が大事です。

ということで、もう1冊をご紹介!

この問題集をマスターすれば、テストでも高得点が取れること間違いなし!

『3ステップ式標準問題集』

その問題集とは……

教科書+αの力をつける」というタイトルが冠に付く『3ステップ式標準問題集』(受験研究社)です。

『3ステップ式標準問題集』


3ステップ式標準問題集
(受験研究社)

段階的にレベルの高い問題に取り組める3ステップ式

価格:1155円(税込)

ステップ1は、基礎力を固めるための基本問題。
ステップ2は、教科書+αの実力が付く発展問題。
ステップ3は、中学受験の土台づくりにも最適な応用問題が中心。

『標準問題集』の問題の一例


『教科書ぴったりトレーニング』を済ませていれば、ステップ1、2は問題なく解けるでしょう。

ステップ3は、少々問題と格闘するかもしれませんが、それこそが算数の醍醐味です。

分からないからといって、すぐ解説を見るのではなく、着眼力やじっくり考える力を磨く機会だと思って、時間を決めて頑張らせましょう。

でも大丈夫ですよ!

「自学自習に最適なわかりやすい解説」が売りの問題集です。

考えても解けないときは、解説で答えの導き出し方をしっかり身に付けましょう。

この問題集も最初からやるのではなく、教科書の順番通りに並べかえて取り組んでみてください。

こちらも10分もあれば、取りかかる順番を簡単に作ることができます。

『標準問題集』の小学3年算数のもくじ
目次

このひと手間こそ、親の愛情!

ここまでの学習ルートを無事にたどることができれば、学校でどんな問題を出されても柔軟に対応できるようになるでしょう。

学習時間は週1時間でオッケー

以上の学習ルートを終えるまでの総時間は、個人差があると思いますが、年間48時間を目安にすればよいでしょう。

「とある男が授業をしてみた」(11時間)
『教科書ぴったりトレーニング』(18時間)
『3ステップ式標準問題集』(19時間)

計48時間÷年間48週=週1時間

単純計算をすると、週に1時間です。

部活や習い事などで忙しい子でも、これくらいの時間なら確保できるのではないでしょうか。

塾などに通えば、算数だけで月8000円くらいの費用がかかります。

それに対して、以上の学習ルートにかかる費用は、1学年分のトータルで、たったの2651円

年間9万円以上節約できますよ~

まずは学習習慣から身に付けさせたいという子には、週1回、「とある男が授業をしてみた」の動画を見せるだけでもオッケー!

その場合の学習時間は、11時間÷年間48週=週15分になります。

一気に敷居が下がった感がありますね(笑)

千里の道も一歩から!

まずはトライしてみしょう。

中学数学先取り型は「2年先を追え」

では次に、中学数学先取り型、つまり、学年に関係なく、どんどん先取りをしていきたい子のための学習ルートを紹介していきます。

〝核〟となるアイテムは、小学算数と中学数学で異なります。

小学算数については、冒頭で紹介した以下のアイテムとなります。

YouTube動画「とある男が授業してみた」
『教科書ぴったりトレーニング』
『3ステップ式標準問題集』


そして、この続きとなる中学数学の先取り学習に適した教材がこちら!

『とってもやさしいシリーズ数学』(旺文社)
『中学数学パターンドリル』(文英堂)

※必要に応じて、YouTube動画「とある男が授業してみた」を活用

この二つの教材を見ていきましょう。

『とってもやさしいシリーズ』

基礎を身に付けるうえで、まず手に取ってもらいたいのが、この1冊!

『とってもやさしいシリーズ数学』(旺文社)です。

『とってもやさしいシリーズ数学』


とってもやさしいシリーズ数学
(旺文社)

中学数学の授業をしっかり理解するための参考書

価格:1210円(税込)

この教材では、中学で習う数学の公式や使い方、計算の仕方を、分かりやすく解説。

たとえば、中学1年生版は「正の数・負の数」「文字と式」「1次方程式」「比例と反比例」「平面図形」「空間図形」「データ活用」の全7章から成り、各章ごとに単元がこまかく分かれています。

その数、計61単元。

その各単元に、まるで授業を受けているような気分になる解説と、練習問題が収載。

知識ゼロからでも、自学自習で理解を深めていける打ってつけの教材です。

もし分かりにくい所があれば、YouTube動画「とある男が授業してみた」でその単元をチェックし、理解が深まるようにするといいでしょう。

『中学数学パターンドリル』

『とってもやさしいシリーズ』と並行して進めてもらいたいのが、この1冊!

『中学数学パターンドリル』(文英堂)です。

『中学数学パターンドリル』


中学数学パターンドリル
(文英堂)

パターン×反復練習でしっかり身につく!

価格:1320円(税込)

演習問題として、小学生でも無理なく進めていけるのが本書です。

1学年の学習内容が106項目にこまかく分かれていて、スモールステップで着実に実力アップ!

各例題の解き方を見ながら、同じパターンの問題を繰り返し解いていくスタイルになります。

このパターンの問題が出てきてら、こう解けばいい!

という〝解法の基本〟を、体に叩き込む1冊になっています。

高校受験の土台を築くのに役立つドリルになるでしょう。

2年先取りのペース配分

さて、これらのアイテムを、どのくらいのペースで進めていくか、そして「+α」の教材に何を選ぶかについてお話ししていきます。

まず、ペース配分についてですが、週1時間勉強していくとすると、学校の進むペースと同じになります。

そう考えると、

週2時間で2倍、週3時間で3倍……学校の進み方より早く先取りできることになります。

たとえば、小学3年生で先取りをスタートするとして、週2時間頑張れば、4年生の終わりには小学校の算数をすべて終え、5年生から中学数学にチャレンジできる計算になります。

そんなに急いで先取りしなくても……と思うかもしれませんが、決してそんなことはありません。

どういうことかと言うと……

大学受験を念頭に入れる必要があるからです。

大学受験をゴールとすると、理系志望だったら「数学ⅠA・ⅡB・ⅢC」を高校2年生までに終わらせ、あとは受験対策に時間を当てるという進み具合が理想とされるのですが、それらを2年間で受験レベルまで仕上げるというのは実際は厳しい。

ということで、中学3年生の段階で最低、数学IAの基礎を学び終えていないと、難関大学入試で圧倒的に不利になるというのが現状なのです。

その点、中学受験組は、私立中学で高校の数学ⅠAまで終わらせます。

高校受験がない分、かなりフリーなカリキュラムの組み方ができるからです。

一方、公立中学組はどうかと言うと、そうした先取りのカリキュラムはありません。

だったら、自分で先取りしていくしかないのです。

ということで!

おすすめの先取りペースがこちらです。

①小学6年生までに、中学2年生までの数学を終わらせる。
②中学入学後は、中間・期末対策と並行して、中学3年生と高校数学ⅠAの勉強を先取りしていく。
③中学3年生の夏以降は、高校受験勉強に専念する。


このように、大学受験というゴールから逆算して、先取りのペースを考えるなら、2年先取りしておくのがベターでしょう。

+αのアイテム選び

こうした先取り学習と並行して、奥深く学ぶ力も身に付けておきたいところ!

いわゆる思考力をアップさせるのに、おすすめの「+α」の教材・問題集がこちら。

毛色の違う3選を、小学算数編・中高数学編に分けてご紹介します。

〈小学算数編〉

『Z会グレードアップ問題集』


Z会グレードアップ問題集
(Z会編集部)

パズル的要素を取り入れた問題を出題

価格:880円(税込)

「簡単すぎず難しすぎない絶妙な難易度」の問題がそろっています。

標準的な問題集では出会わないような、ユニークな問題が多い印象です。

なんでも型通りに当てはめれば解ける、というような丸暗記の手法が通用しないところがグッド・ポイントです。

「計算・図形」「文章題」の2種類があります。

『ハイクラステスト』


ハイクラステスト
(受験研究社)

中学入試対応のハイレベル問題集

価格:1210円(税込)

〝核〟となる『3ステップ式標準問題集』と同じ出版社の問題集で、こちらも「算数」「文章題図形」の2種類があります。

発展問題ばかりを集めています。

標準クラス、ハイクラス、チャレンジテストの3ステップ式ですが、標準クラスからいきなり、中学入試問題が出るなど、その難易度はかなり高めです。

中学受験志望者でなければ、このレベルまでは必要ないのですが、算数が大好きな子、得意な子は挑戦してみる価値アリです。

『はなまるリトル算数』


はなまるリトル
(四谷大塚)

算数のイメージを広げることを目的に構成

価格:1870円(税込)

中学受験塾の大手、全国統一小学生テストを主催している四谷大塚が手がける問題集(小1~3)です。

難易度は、上の二つの問題集の中間くらいです。

基本、練習、わくわく、発展の4ステップ式ですが、学習指導要領を元にして作成されているだけあって、発展レベルといっても難解で手が付けられないという感じではありません。

早い時期から空間認識を育てるような問題があったり、ゲーム感覚でり考え抜く力を引き出すような問題があったりと、楽しみながら勉強できると思います。

小学校低学年のうちは、迷ったら、この1冊です!

〈中高数学編〉

中学以降の数学については、応用力アップにフォーカスを当てるよりも、ワクワク楽しみながら取りかかれる参考書のほうがベターだと思います。

ということで……

導入にマンガ『二訂版 ゼッタイわかる数学』(KADOKAWA)なんてどうでしょうか?

『二訂版 ゼッタイわかる数学』


二訂版 ゼッタイわかる数学
(KADOKAWA)

マンガ×会話で楽しく成績アップ

価格:1650円(税込)

舞台は中学の軽音同好会。

マンガから入り、登場人物の会話を通して、中学1・2・3年の数学の基礎を理解していくストーリーとなっていて、練習問題で理解度をチェック!

マンガだから、楽しく最後まで読みきれちゃいます。

それでいて、定期テストに向けた基礎がしっかり身につくと評判です。

高校数学については、さすがにマンガでご紹介できるものはありませんでした(泣)

数学ⅠAの学習を始めるなら『初めから始める数学Ⅰ・A』をおいて、右に出るものはない!

というほど、多くの教育関係者が推しています。

語りかけるような優しい解説が特徴!

できれば中学生のうちから、この本で先取りを始めておくといいでしょう。

『初めから始める数学I』


初めから始める数学I
(マセマ)

数学Ⅰの全分野を語り口調の講義形式で解説

価格:1485円(税込)

『初めから始める数学A』


二訂版 ゼッタイわかる数学
(マセマ)

数学Aの全分野を語り口調の講義形式で解説

価格:1276円(税込)

私立中学受験型は繰り返し演習を

続いて、私立中学受験型、つまり、中学受験にチャレンジする子が先取りをする学習ルートを簡単にご紹介していきます。

その前に!

ひと口に中学受験と言っても、志望校の偏差値レベルにより、いつまでに学校の学習内容を終わらせるのかが変わってきます。

偏差値40→6年生春
偏差値50→5年生秋
偏差値60→4年生冬
偏差値70→3年生冬


以上を参考に、先取りペースを考えてみてください。

さて、学習ルートについてですが、学校の学習内容に不安がある子は、まず「授業予習型」と同じ組み合わせからスタートしてよいと思います。

反対に、例題の解き方を見ながら、ある程度、問題が解けるような子には、自学自習できる以下の教材がおすすめです。

『自由自在』

『自由自在』(受験研究社)は、予習から中学受験対策まで使えるスーパー参考書です。

『自由自在』


自由自在
(受験研究社)

中学受験の土台となる内容を完全にカバー

価格:2750円(税込)

マンガで単元の学習内容を紹介したり、例題の解き方を分かりやすく説明したりと、基礎から学べる1冊!

力を伸ばすための演習問題も充実していて、中学入試レベルの問題も数多く収載されています。

塾へ通っている子もそうでない子も、買っておいて損はありません。

ハイレベルの問題集

基礎を身に付けた子は、段階的にレベルの高い演習問題に、適宜取り組んでいくことが求められます。

そうした問題集は山の数ほど出版されていますが、なかでも人気の高い2冊をご紹介いたします。

『中学入試 でる順過去問 計算 合格への920問』


中学入試 でる順過去問 計算 合格への920問
(旺文社)

「計算」のほか、「図形」「算数文章題」の合わせて全3冊

価格:1078円(税込)

『中学入試 知識だけでは解けない思考力問題集』


中学入試 知識だけでは解けない思考力問題集
(旺文社)

麻布中、灘中、慶応義塾中等部、渋谷教育学園渋谷中などで出題された過去問を収録

価格:1760円(税込)

このほかにも、一般書店に並んでいる以下の問題集

『ハイレベル算数ドリル』(文理)
『ハイクラスドリル』(受験研究社)
『最高クラス問題集』(旺文社)
※以下は小学3年生まで対応。
『スーパーエリート問題集』(文英堂)
『ハイレベ100』(奨学社)

等の中から、自分のレベルに合うものを選び、ひたすら演習を繰り返していくことが、合格への近道だといえるでしょう。

先取り対応の通信教育〈王道4選〉

ここまで、自学自習で先取りできる教材&問題集に絞って話を進めてきましたが、有名どころの通信教育についても少しご紹介いたします。

市販教材に比べると、やはり費用は高くなりますが、いまなら「お試しの無料体験」が可能です。

実際に体験をしてみて、入会を検討してみる価値はあると思います。

以下、先取り対応の通信教育〝王道4選〟です。

スタディサプリ


スタディサプリ、通称スタサプは、小学から高校まで12年分の算数・数学を、超一流講師の授業で学び放題!(他教科にも対応)

月額1815円と、通信教育の中ではコスパはかなりイイほうです。

ただし、小学3年生まではドリル演習のみとなっています。

いまなら、14日間の無料体験オッケー!

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RISU算数


RISU算数は、算数に特化したタブレット型学習です。

先取りを前提とした通信教育で、平均ペースで取り組むと、4年間で小学校の全単元が終わるようになっています。

小学算数のみならず、中学数学コースも!

いまなら、クーポンコード「ari07a」入力で1週間の無料体験ができます。

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子どもの成績アップ 効果で選ぶなら 【RISU算数】

スマイルゼミ

スマイルゼミは、追加受講料なしで、国語と算数を先取りできる「コアトレ」を利用可能!

中学数学まで学習可能なのが特徴です。

進研ゼミ

進研ゼミは、追加受講料なしで、国語と算数を先取りできる「AI国語算数トレーニング」を受講できます。

算数は小学6年間分ドリル形式で学べますが、中学数学には対応していません。

小3スタートでの継続・習慣化のコツ

さて、塾へ通い始めるのは、一般的に小学3年生くらいが多いようです。

ということは、その学年から学力の差もジワジワと開き始めるということになります。

入塾しないなら、家庭で何らかの手を打つ必要がありそうですね。

その家庭学習をいかに継続させ、習慣化させていくかですが……

そのポイントは、二つあります。

まず一つ目は、毎週決まった日時に取り組むということです。

「ご飯を食べる前の30分は、宿題以外の勉強をする」等々……

まずは、スケジュールと目標を立てて、親子で共有しましょう。

もう一つは、得意な単元をトコトン極めさせることです。

図形が得意なら、図形だけは応用問題にチャレンジさせてみたり、計算が得意なら、解くスピードを測ってみたり……。

そうやって得意分野を伸ばしてあげると、自信がついて、勉強に取り組む姿勢自体に変化が見られるようになります。

苦手な箇所があると、親としては気になるものですが、それよりも、得意分野をトコトン伸ばしてあげたほうが、子供の心の成長には良い効果をもたらすと思います。

子供の好きなこと、得意なことを見つけて、そこから伸ばしてあげるのが親の役割です。

子供が将来、「先取りの勉強をしていた良かった」と心から思えるように、しっかりサポートを頑張っていきましょう!

何はともあれ、楽しく先取り学習をすることが一番!

子供の笑顔を引き出しながら、スタディ・ライフを楽しんでいきましょうね~

この記事を書いた人

masanori
中学・高校全9教科オール5
独学で千葉大学大学院修了(修士)
編集者を経てアラフィフで塾開業
教育系のブログを配信中