三単現の「s」完全ガイド|三人称単数と動詞にsが付く条件をやさしく解説

「あれ?この英語、なんで「s」がついてるの?」
英語を習い始めたばかりの子どもたちが、よくつまずくのが 三単現(さんたんげん)の〝s〟というルールです。
「三人称単数(さんにんしょうたんすう)ってなに?」「いつ〝s〟をつけるの?」
はじめて聞く言葉が出てくると、ちょっとドキドキしますよね。
でも、だいじょうぶ。
このページでは、そんな「三単現の〝s〟」について、やさしい言葉とたのしい覚え方で説明していきます。
動画やリズムで覚える方法もご紹介しますので、英語がちょっぴりニガテな子も、きっと「わかった!」と笑顔になれるはずです。
さあ、一緒に三単現の「s」のヒミツを見つけにいきましょう!
Contens
三単現とは?意味とルールを超シンプルに
さて、まず「三単現」の意味と基本ルールを押さえておきましょう!
「三単現(さんたんげん)」という言葉は、三人称・単数・現在形という3つの言葉をぎゅっと短くした言い方です。
ちょっと言葉がむずかしく感じるかもしれませんが、一つずつ見ていけば大丈夫!
三人称ってなに?
「三人称(さんにんしょう)」とは、話している人(I)と聞いている人(you)以外の人や物のことです。
たとえば、こんな言葉が三人称です。
he(彼)
she(彼女)
it(それ)
Taro(太郎くん)
the dog(その犬)
my sister(わたしの妹)など
つまり、「あの人」「あれ」「その子」みたいに、話していない第三の人や物が主語になると「三人称」と考えます。
単数ってなに?
「単数(たんすう)」とは、1人、または1つという意味です。
he(1人)→ 単数
the book(1冊)→ 単数
my friends(複数)→ 単数ではない
(これは三単現ではありません)
1人・1つのときが「単数」なので、2人以上や2つ以上になると「複数」になり、三単現の条件から外れることになります。
現在形ってなに?
「現在形」は、今おきていることや、ふだんの習慣を表す言い方です。
たとえば、
He plays soccer.
彼はサッカーをします
She eat breakfast at 7.
彼女は7時に朝ごはんを食べます
今のこと・ふだんのことを話すときに使うのが「現在形」です。
つまり、「三単現」とは、以上の3つがそろったときのことをいうのです。
動詞に「s」がつくのはどんなとき?
この三単現……つまり、
三人称(Iでもyouでもない、だれか他の人や物)
単数(1人または1つ)
現在形(今のこと、ふだんのこと)
がそろったとき、動詞に「s」(もしくは「es」)がつくというのが英語のルールなんです。
動詞に「s」がつくときの主語を、おさらいとして、以下に記しておきます。
人を表す三単現の主語
he(彼)
she(彼女)
Taroなど(人の名前)
my brother、her friend など(1人の人を表す言葉)
物を表す三単現の主語
it(それ)
the dog、your book など(1つの物を表す言葉)
これらが主語のときは、動詞に「s」がつく。
繰り返しになりますが、この基本ルールを覚えておきましょう!
「s」をつけるか迷ったら、be動詞に置きかえる!
さて、動詞に「s」をつけるか迷ったときは、
be動詞が「is」になるかどうかを考えてみましょう。
be動詞がisの主語には「s」をつける
he → is
she → is
it → is
Taro(人の名前) → is
my sister(一人の人)→ is
the book(一つの物)→ is
これらはすべて、be動詞が「is」になる主語です。
be動詞が「is」になる主語で、現在形の文のときは必ず、一般動詞に「s」がつきます。
これを覚えておきましょう!
反対に、「I」はam、「you」はareを使いますね。
だからこの2つには「s」はつきません。
覚え方はこれだけ!
三単現のsの覚え方
「be動詞がisになる主語 → 動詞にsをつける」
「es」がつく動詞はここに注意!
「go → goes」や「teach → teaches」など、ただ「s」をつけるだけじゃない動詞もあります。
「es」をつけるルール
次の文字で終わる動詞には、「es」をつけます。
s, o, x, ch, sh
これを覚えるコツは……
「ソックス・チッシュ」で覚えよう!
語呂合わせのように「ソックス(s, o, x)・チッシュ(ch, sh)」と覚えると便利ですよ!
「yで終わる動詞」はちょっと特別!
さらに注意したいのが、「study」のような動詞。
yをiに変えて「es」をつけるルール
study → studies
try → tries
cry → cries
「子音+y」で終わる動詞は、yをiに変えてesをつけるというルールがあります。
これもあわせて覚えておきましょう!
【おすすめ動画】三単現の「s」を歌で楽しく覚えよう!
「個別指導塾L」のYouTube動画では、
三単現のルールを歌にのせて覚えることができます。
耳から楽しく覚えたい人におすすめです♪
また、「Tiny Teaching Tube」の動画(2分13秒~)もとても分かりやすく、小学生でもしっかり三単現の「s」をマスターできる内容です!
まとめ|三単現の「s」はもう怖くない!
三単現のルールは難しそうに見えて、次のポイントをおさえればとってもシンプル!
三単現のルールおさらい
三人称・単数・現在形のとき → 動詞に「s」
「is」になる主語 → 一般動詞に「s」
ソックス・チッシュ → 「es」
子音+y → yをiに変えてes
この4つをしっかり押さえておけば、中1英語でも安心して文をつくることができますよ!
楽しく覚えて、英語の苦手意識を吹き飛ばしましょう♪
それでは、See you!