be ofの意味は「~の状態」と解釈しよう

be of~の意味は?と書かれた黒板を前に、英語の文法説明をする教師のイラスト

英語学習者の中には、「be of+名詞」の意味が、なかなかつかめない人もいることでしょう。

be動詞の次に来る用語は、普通、名詞や形容詞、あるいは進行形、過去分詞……等々です。

それが、いきなり前置詞のofが来るのですから、混乱するのも無理はありません。

私なりの解釈ですが、英文に「be of+名詞」が出てきたら、まず直訳で「~の状態」という意味で理解しちゃいましょう。

例を出します。

It is of help.

この一文でしたら、それは助力がある「状態」、つまり「それは役立つものである」となります。

It is of no interest to us.

こちらの一文は、それは、私たちに関心がないという「状態」、つまり「それは、私たちの関心事ではない」というふうに訳せます。

カランメソッドで発話トレーニングをしていると、英語中級者レベルのステージ7で次の一文が出てきます。

We can use the idiom〝couldn't care less〟when something is of no interest or importance to us.

訳)それが私たちに何の関心や重要性もないなら、〝少しも気にしない〟という語法を使えます。

このときの「be of no interest or importance」は、まさしく「be of+名詞」の用法が使われています。

「うわぁ、beの次に前置詞がある~汗」と焦らず、「~の状態」という意味解釈で読み進めてもらえればと思います。

ちなみに、この「be of+名詞」とイコールなのが「be+形容詞」です。

先ほどの例で解説すると……

It is of help.

これと同じ意味を持つのが、以下の文、

It is helpful.

となります。

合わせて覚えておくといいでしょう。

それでは、See you!